現代のようにあまりにも下水処理設備がしっかりしていると、排水処理がどのように行われているのか、その様子についてあまり知らないまま生活をしてしまいます。
そうすると、下水処理に対してしてはいけないことなど、それに対する配慮を欠いた行動をついついしてしまいがちです。
たとえば、食器を洗うときに、食器に汚れがついたまま洗ってはいないでしょうか?
多少食器に汚れがついているのはしかたがないですが、食べ残しをそのまま流してしまったりするのは良くないことです。
水によって流されますからある程度は流れるかもしれませんが、下水管の途中でもしもそれが詰まってしまったら、水が逆流してきて大変なことになってしまいますよね。
そして、それはトイレにおいても同じことが言えます。
トイレにはよく「トイレットペーパー以外の物は流さないで下さい」という貼り紙が貼ってありますが、これはトイレットペーパー以外の物を流すと水が流れなくなる原因になるからです。
トイレはゴミ箱ではありませんから、注意が必要ですね。
また、雨水ますにごみを投げ入れたり、排水溝に葉っぱを落としたりなどすることも、下水管を機能させなくなる原因になってしまいますので、そんなことは絶対にしないようにしましょう。
こうして考えていくと、排水処理を問題なく行うためには、人が一人一人配慮していかなければならないとわかります。
排水処理は生活するのにとても大切ですから、このことは大人も子どももよく理解しておかなければなりませんね。
