耳鼻科といって思い浮かぶのは鼻炎やアレルギー、中耳炎、鼻水がでる風邪、耳が聞こえずらいなどそういったイメージがありました。後は喉が腫れたとき。いつもはそういったことで受診するのですが、ある日おこった病気でまったくイメージが変わりました。その病気とは良性発作性頭位めまい症です。その病気になったとき目の前の視界が定まらず、立つことさえできませんでした。その時は脳に異常があるのかもしれないと勝手に思いこんでいました。しかし身近になっている人がいてすぐ病名がわかりました。頭のレントゲンも撮りましたが異常なし。
しかしものすごい吐き気と貧血のような不快感。なにより吐き気止めの点滴をしてもまったく良くなりませんでした。しかし耳鼻科の先生が来て眼の動きをみて、耳の耳石というものが変なところにはいってしまってめまいをおこすと教えてくれました。頭を動かしてもらったら、吐き気で立てなかったのが徐々に治まり良くなっていきました。それからめまい体操というものを教えていただき完治には3か月かかりました。後で調べたらサッカー選手の澤選手などもなった病気で意外と多いことを知りました。原因は不明だそうで、治る期間も人によるそうです。昔は原因がわからず何日か入院したりしていた人もいたそうです。それからはずっと下記の耳鼻科の先生にお世話になりっぱなしです。
知り合いの方は救急車で運ばれた人もいたそうです。現代は医療が進歩し、この病気は耳鼻科の領域だとわかるまで何年もかかったのでしょう。本当に原因がわかって良かったと思います。でなければ原因不明の吐き気とめまいで気が狂っていたと思います。スポーツ選手でも何人かいるみたいですが、頭を強く打ったり、何かの拍子でずれるそうです。アレルギーなども簡単に考えていましたが、重大なことになりかねない場合もあります。それからは耳鼻科はただ耳と鼻が調子悪い時に行くところではなく、しっかり自分の症状は把握して先生の言うことを良く聞くことが大切だとかわりました。